【速報】永住ビザに「日本語要件」追加へ_政府が永住許可の厳格化方針を発表(2026年1月)

永住者は現在、日本に在留する外国人の中で最も多い在留資格です。その人数は約400万人に達し、在留外国人全体の約2割を占めています。長期的な生活基盤を築き、日本社会に根ざす外国人にとって、永住許可は大きな目標の一つです。
2026年1月23日、政府は「外国人の受入れ・秩序ある共生のための総合的対応策」を発表し、永住ビザ(永住者)の許可基準を今後見直す方針を明らかにしました。
なかでも注目すべきは、これまで要件とされてこなかった「日本語能力」を、永住許可の新たな要件として追加する方向で検討を進めているという点です。
本記事では、2026年1月に公表された政府方針をもとに、永住許可の変更点や今後の見通しについて、外国人支援の専門行政書士がわかりやすく解説します。
永住ビザの「見直し」が必要とされる理由
政府が示した背景には、以下のような懸念があります。
- 永住者の許可要件そのものが緩やかである
- 一度永住許可を得ると在留期間の更新が不要で管理が難しい
- 税金・保険料などを故意に支払わない「悪質な永住者」の存在
- 大多数のまじめな永住者に対する不当な偏見が生まれるリスク
こうした課題に対処するため、制度全体の見直しが進められています。
日本語能力が永住許可の新要件に
今回の政府方針では、以下のような文言が明記されています:
「日本語や我が国の制度・ルール等を学習するプログラムを受講することを条件とすることを含めて検討する」
(出典:「外国人の受入れ・秩序ある共生のための総合的対応策」施策番号36)
つまり、日本語能力や社会的理解を持っていることが、永住許可の条件となる可能性があるのです。
これまでは、たとえば日本語能力試験(JLPT)の合格などは永住許可に必要ありませんでしたが、今後は次のような対応が求められる可能性があります:
どのような永住許可要件が予想されるか?
- 日本語能力の証明(例:JLPT N2相当以上)
- 日本の制度・ルールに関する理解
- 指定された学習プログラムの受講
これらは今後策定されるガイドラインに基づいて詳細が決定されていくかと思います。
なぜ今、日本語が重視されるのか?
日本語能力の重視には、次のような理由があります:
- 永住者=日本社会の一員としての定着を期待される存在
- 自治体や地域社会とのトラブル防止
- 社会保険・税制度などの理解不足による不履行の防止
つまり、「長く日本に住み続けるのであれば、最低限の日本語と社会理解は必要だろう」という政府の認識が背景にあります。
実務上の注意点と行政書士からのアドバイス
永住許可を目指す方へ
- 今のうちに日本語能力の証明準備(JLPT等)を始める
- 過去の納税履歴、保険料納付状況をしっかり確認
永住者として在留中の方へ
- 永住者も今後は取消リスクに注意が必要
- 特に「納税を怠っている」「転居届を出していない」などの小さなミスが命取りになる可能性があります
まとめ
2027年に向け、永住許可制度は確実に変わりつつあります。
これまで許可を受けていた人でも、「今後も安心して日本に住み続ける」ためには、変化する制度に合わせた対応が求められます。
最新情報をもとに、正しい準備を行い、確実な申請を目指しましょう。

行政書士 羽野悌慈
行政書士事務所ビザハブの代表行政書士
日本の企業が深刻な人手不足に直面していることを痛感し、大学卒業後に社内起業で外国人材事業を立ち上げる。
外国籍の方々にとって必要な在留資格(ビザ)は、個々の事情に応じて申請の難易度が高いケースが多く、この問題を自らの知識と経験で解決したいと考え、行政書士事務所を開業する。
